配属生へのメッセージ

知的学習論講座(ES5)では、

基礎をしっかり学び、国プロや企業の共同研究で「本当の実力」を身につける!

をモットーにしています。最先端AI技術の知識とスキルを持った即戦力の研究者およびAI・データサイエンティストとして社会に飛び出してもらいたいという思いがあるからです。

 ES5に配属されたら、まず機械学習や深層学習などのいくつかの勉強会に参加し、教員や先輩から基礎理論をしっかり教えられます。これと並行して、Pythonを使った機械学習プログラミングの課題が与えられ、単に理論がわかるだけでなく、それをコンピュータ上で動作させて、理屈通り動くか検証するスキルを身に付けます。また、数理・データサイエンスセンターが開催している「CMDS論文セミナー」
http://www.cmds.kobe-u.ac.jp/events/2019/2019_JournalClub_Second_semester/index.html
に参加して、最先端のAI研究がわかるように「理解力」を鍛え、高い「調査能力」をもてるよう訓練します。

 ES5は小澤・阿部・Kim研究室、大森研究室、為井研究室の3つで構成され、いずれかの研究室に配属されて、国プロ、科研費、企業共同研究などの研究プロジェクトチームに所属します。これらプロジェクトチームでは、実際の社会課題を各ドメインの専門家と一緒になって課題解決しますので、しっかりとした理論とプログラミング技術を身に付けた上で、定期的に研究成果を出すための「課題解決能力」が求められます。これが「本当の実力」と言っているものです!

 ES5での研究生活は、楽しいことばかりではないかもしれませんが、卒研、修論、D論と進むにつれて、自身の問題解決能力が目に見えてアップしていきます。いよいよ日本の産業界も、新卒一括採用から個々の専門スキルを重視した「ジョブ型採用」に舵を切ろうとしています。いま、自分に必要な力は何かをよく考えて、本当に進みたい道を探してください。


 以下に、現在、ES5研究室で取り組んでいるプロジェクトや共同研究機関を挙げておきます。詳細は研究のページで紹介しています。

小澤・阿部・Kim研究室大森研究室爲井研究室
  • ■JST CREST『イノベーション創発に資する人工知能基盤技術の創出と統合化』
  • ■情報通信研究機構(NICT)委託研究『Web媒介型攻撃対策技術の実用化に向けた研究開発(WarpDrive)』
  • ■情報通信研究機構(NICT)サイバーセキュリティ研究所『サイバーセキュリティのための研究開発及び情報共有』
  • ■農研機構 北海道農業研究センター『深層学習を用いた大豆の生育情報センシング』
  • ■企業共同研究4社(三井住友DSアセットマネージメント、LINE、ヤンマー、Integral Geometry Science)
  • ★ JST CREST『光の特性を活用した生命機能の時空間制御技術の開発と応用』 脳型人工知能
  • ★ JST CREST『数学・数理科学と情報科学の連携・融合による情報活用基盤の創出と社会課題解決に向けた展開』  数理データサイエンス
  • ★ JST CREST『計測技術と高度情報処理の融合によるインテリジェント計測 』
  • ★ 科研費 国際共同研究強化『データ駆動型脳科学』
  • ★ 科研費 挑戦的研究『岩石・地質資源超解像』
  • ★ 神戸大学 統合研究拠点 研究プロジェクト
  • ★ 神戸大学「極み」研究プロジェクト(医学・工学・理学・情報学の異分野融合研究)
  • ★ 京都大学 数理解析研究所 RIMS共同研究(グループ型)
  • 〇奈良医科大学
  • 〇奈良医科大学付属病院
  • 〇畿央大学
  • 〇ライフケア創合研究所
  • 〇九州工業大学
  • 〇産業医科大学若松病院